ネイティブ家族と暮らすということは、毎日朝から晩まで英語を聞き続け、話し続けるということです。
フラットを借りて住むのに比べ、会話のチャンスは格段に増えます。
しかし同じ家にステイしても、生徒によって上達速度はまちまちです。
能力は別として、何が差をつけるかと言えば、ひとえにステイ先での過ごし方の違い。
私は能力的には凡人ですが、先生方やランドレディに
「こんなスピードで上達した生徒は見たことがない!」
と驚かれました。
では、どのように過ごしたのか。
今回はホームステイで最大限語学を上達させる秘訣をお話します!
私のステイ環境
私がステイしたお宅は、ランドレディ・ジャニスの一人暮らし。
前記事のようにルールには厳しいけれど、きちんとしていれば親切で面倒見が良い母親世代の女性です。
ありがたかったのは、家事がいつも完璧であること!
家はいつもきれいに片付き料理も上手で、とても快適に暮らすことができました。
家は一階がリビングとダイニングとキッチン、二階はジャニスの部屋と留学生の部屋が三つ(時期により学生数は変動)です。
私が与えられたのは広い庭に面した素敵な部屋で、窓から庭を見下ろすのが大好きでした。
チャンスは逃さない!自ら作る会話の時間
留学生の多くは帰宅すると、食事時以外は部屋にこもりがちです。
しかし私は帰宅するとまずジャニスを探し、何らかの会話をします。
また夕食後は片付けを手伝い、その後アフターディナーティーを一緒に頂きました。
キッチンですることやある物をすべて英語で言えるか?
答えはNOなので手伝うことにしたのです。
これだけで最初の三日で語彙が一気に増えました。
またティータイムは格好のレッスンです。
外出先で分からなかった言葉を聞いたり、一緒にテレビを見て感想を話し合ったり、たわいない話も沢山しました。
ところがこの時間を一緒に過ごす留学生はほとんどいないそうです。
夕飯が終わると”no more English”モードになるようで、ガツガツしているのは私くらいでした。
しつこいくらいで調度いい!解るまで質問しよう
でも同じお金をかけ同じ期間留学するのなら、少しでも早く上達し、少しでも良い英語を話せるようになりたいとは思いませんか?
そのために大事なことは
・経験をより多く積む
・決して「分かったふり」をしない
の二つです。
本当は聞き取れないのにごまかしたり、知らないのに質問しなかったり…これは英語が上手くなるチャンスを次々逃していることになります。
私はジャニスと過ごす時間を大事にしたので
「あなた上達早いけど、一体いつ勉強しているの?」と聞かれ
「今」と答えると
「その通りね!」と笑っていました。
それほど彼女を頼りにしていた私ですが、決して疎まれたことはありません(ほんとだよ 笑)。
むしろ歓迎して嬉しそうに教えてくれました。
こんなことを言われたことがあります。
「どうしてみんなサキみたいに分からないことを質問しないのかしら。
あなたくらいしつこくて調度いいのに。
英語を教えるのをいやがるホストファミリーなんていないわ。」
確かに、日本に来た留学生が一生懸命日本語を勉強していたら好意的になるし、応援しますよね。
もちろん頼り過ぎはダメですが、常識の範囲内ならいくらでも教えを請いましょう。
学ぶために留学しているのですから。
留学生たるもの、英会話に貪欲であれ!
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