201601/13

これがpresent simpleだ！現在を表すとは限らない現在形４用法まとめ

Hello, there! Welcome back!

これまでも何度か登場した現在形ですが、今回はこの時制だけに焦点を当てて詳しく学習していきましょう。

まず「現在形」と言うとどうしても「現在＝今この瞬間」と捉えがちですが、そうではありません。
一般的に現在形を使う時は、昨日も今日も明日も、もっと長い期間も含まれています。
「現在の日本は～」などと言う時はここ数年をざっくり含みますよね。
それと同じように考えましょう。

では、現在形の用法を大きく４つに分けて見ていきます。

The Present Simple is used to describe…

１． habitual actions and permanent situations.
（習慣的な動作や変わらない状態）

これは前回の復習ですね。
【現在の習慣・状態】と整理しましょう。

＜習慣＞
I go to the library on Mondays.
（私は月曜日に図書館に行く。）
How often do you get your hair cut?
（どのくらいの頻度で美容院に行きますか？）
Ian enjoys having a drink with his friends every weekend.
（イアンは友人たちと毎週末飲みに行くのを楽しんでいる。）

習慣は必ずしも毎日繰り返されるわけではなく、間隔は様々ですよね。
よって頻度を表す副詞と用いられることが多いです。
・always–often–sometimes–hardly/scarcely–never
・every+名詞（every day, every Sunday, every yearなど）
・once a week（週に一回）、twice a month（月に二回）など

＜状態＞
Ian is good-looking.
→イアンは今日だけでなく、小さな頃からずっとイケメン。
日本でラーメンを食べ過ぎなければ、しばらくはイケメンであり続けるでしょう。
Chieko believes in ‘kappa’.
（ちえこは河童の存在を信じている。）

２．unchangeable facts.

【不変の真理】と覚えましょう。

The sun sets in the west.（太陽は西に沈む。）
Water freezes at zero degrees.（水は0℃で凍る。）
→これは現在どころか、おそらく地球誕生の頃から変わらない事象です。
「現在形」といえどもいかに長いスパンを表せるのか、実感できるのではないでしょうか。

３．fixed future arrangements.

【固定された未来の予定（タイムテーブル）】
こちらは三つ前の記事の復習ですね。

The course starts on March 21st.
（そのコースは3月21日に始まります。）
The shipment arrives tomorrow at 4 p.m.
（その荷物は明日の午後4時に届きます。）

４．future time, after some conjunctions: when, before, after, as soon as, until.

この用法は日本の入試問題もTOEICも大好きなパターンです。
話すうえで重要なのはもちろん、きちんと勉強しているかどうかを試すのには最適の文法だと思います。
詳しく説明しましょう。

“some conjunctions”とは、具体的に言うと時・条件を表す副詞節の接続詞です。
以下の副詞節の接続詞節内では、未来のことを現在形で表します。
・時…when, before, after, as soon as, until
・条件…if

I’ll call you as soon as I get there.
→私がgetするのは本当は未来だが、as soon as節内なので現在形。

He’s going to the UK after he graduates from university.
→彼が大学をgraduateするのは未来だが、after節内なので現在形。

If it rains tomorrow, I won’t go out.
→雨が降るのは未来だが、if節内なので現在形。

考え方のパターンが掴めてきましたか？
主節では未来を表す時制、接続詞節内では現在形が使われていますね。

さて、現在形をざっと４つに分類して見てきましたが、なんと４つのうち半分が未来を表すことが解りましたね。

会話において時制はとても重要です。