私がセンターから二次の一月半で飛躍的に英語力を伸ばした方法

さっそく昨日の続きです。

センター試験の得点率が69%で、窮地に立った受験生の私。
判定ももちろんC、D判定でした。

それでもC=合格確立50%以上。
ポジティブに捉えると、半々で受かるということです。

やっぱり二次の小論と英語で一位になれば、間違いなく受かる…!

そう確信して、そのための準備に取り掛かりました。

 

私はまず、センターで得意の英語を失敗した理由を考えました。

全国模試の偏差値はいつも65以上ありましたが、実は自分でもうすうす気付いていたんです。
本気で勉強したことはあったか?と問われれば、答えはNOだということに。

私は小さい頃から要領が良く、また「一を聞いて十を知る」と言われる呑み込みの早い子どもでした(単なる父の遺伝です)。
さらに幼い頃から本の虫で、言葉に対するセンスが同年代に比べて僅かに発達していました。

つまり、センスの良さに胡坐をかいていた
そう認めざるを得ませんでした。

 

しかし、センスだけで通用することとしないことがあります。
またセンスだけでできてしまうこともあれば、できないこともあります。

私は英語では長文を得意としていましたが、あまり文法は好きではありませんでした(今の生徒が聞いたら驚くにちがいない!)。
勘やセンスでは解けなかったからでしょう。

たとえば文型。
私は今でこそ、ふだんは文型の知識を利用して英語を話します。
ここを押さえていれば簡単に話せるからです。
けれども当時、これをきちんと理解できてはいませんでした。

また、たとえば品詞。
問題を解くことはできても、「なぜそうなるのか」を論理的に説明することができませんでした。

これらの認識の甘さから、本番では一つの長文を大きく読み間違ってしまったのだと思います。

 

二次試験は当然、記述式。
ごまかしは一切効きません。

徹底的に英語という言語を理解する必要があると感じました。

 

そこで私が約一月半かけてやったことはただ一つ。

毎日長文と取っ組み合うことでした。

 

どのように? ここが重要です。

ただ問題集や過去問を「解く」だけでは、何の意味もありません。

間違えた問題の原因を探り、なぜ間違えたのか、なぜ正解はそれなのかをしっかり把握します…と、これも当たり前のこと。
塾や予備校に通っていれば、ここは講師が面倒をみてくれるところですね。

しかし私は塾などに通うことができなかったので、自分で解るまで読み込み、辞書を引き、参考書を調べました

 

そして最も効果的だったのは、どんなに長い長文でも全訳しきったこと、すなわち徹底的な英文解釈です

二次や私立の受験問題はほとんどが長文ですよね。
私も講師としては、「すべてを解る必要はない」と言います。

が、二次までの毎日は、数ページに渡る長文を敢えて完璧に訳していきました。
使用したテキストは難関私立大向けの記述式問題集と、志望大学の赤本です。

 

では、なぜこれが効果的だったのか?

1.語彙力の大幅アップにつながる。

⇒この時期に単語帳なんて時間の無駄です。
長文に出てきた分からない単語を片っ端から覚えれば良いのです。
また単語は一つ意味を知っていれば良いというものではありません。
きちんと辞書を引き、他の用法や例文まで一気に押さえてしまいます。

2.理解不足の文法・語法を、しらみつぶしに潰せる。

⇒単語が解っても和訳できない部分=文法・語法が解っていないところです。
参考書と照らし合わせて「どの用法に当てはまるか」を丁寧に調べていきました。
また解説の訳を見ても納得できないところは、自宅学習の時期でも学校の先生に聞きに行きました。

3.英文の構造を見破れるようになる。

⇒たとえば5行以上の長い文章でも、必ずSとVがあり、残りはほぼ修飾語です。
解釈するためにとにかく構造を見きわめているうちに、英文の作り方そのものが解ってきて、作文力も身に付きました
二次では難易度の高い英作文が数題出ますが、簡単に英文を組み立てられるようになり驚きました。

 

このプロセスは非常に面倒くさく、根気を要します

しかし面倒くさいことをやらずして語学をものにはできません

一日に2つも長文を訳せばふらっふらに疲れましたが、自分の脳がすごいスピードで物事を吸収していくのは快感でもありました。

 

私立を一校も受けられないので精神的に追い込まれていたはずですが、毎日の勉強が楽しくて仕方なかったです。

 

では明日は、受験前日・当日のことについて書きたいと思います。

 

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