昨日ここでパンツの話をして思い出したことがあります。
ブラジャーのことです。
イギリスに留学していた時、私はずっとホームステイをしていました。
食事のほか、洗濯も基本的にはランドレディのお仕事です。
が、私はsmalls(=undies)は自分で手洗いして、自分の部屋に干していました。
まだ渡英して間もない頃のこと。
久しぶりに天気が良かったので、手洗いしたsmallsを窓辺に干そうと思い、ランドレディのJaniceに声を掛けました。
“Can I use these pegs? I wanna hang out my brassieres.”
(この洗濯バサミ使ってもいい?ブラジャー干したいの。)
するとJaniceの大声が返って来ました。
“Brassiere!?”
振り返ると、目を丸くしています。
私、なんかヘンなこと言ったかな…?と思っていると、
“I haven’t heard the word for ages!”
(その単語、すごい久しぶりに聞いたわ!)
なんでもbrassiereはJaniceのおばあさん世代が使っていた単語らしく、今ではほぼ死語なんだそうです。
ではみんなブラジャーを何て呼ぶのかと言うと、”bra”
私たちも”ブラ”と短縮して呼びますし、brassiereの発音より簡単ですね。
確かに、ネイティブがbrassiereというのを聞いたことはありません。
辞書に載っている単語が現在使われているとは限らないということですね。
それではここで、イギリスでの下着類の呼び方を見ていきましょう。
・ブラジャー…bra
・女性用のパンツ…knickers, underpants, panties
・パンスト、タイツ…tights
・男性用のパンツ…underpants, pants
⇒日本語の「ブリーフ」はbriefs
日本語のゆとりある履き心地の「トランクス」はboxer shorts
briefsのフィット感を持つboxer型のパンツがboxer briefs
水着やスポーツ用の短パンがtrunksで、太腿の中ほどまであるピッタリした下着もtrunks
…というように、男性のパンツは実際の英語とは異なる言葉で日本に定着してしまったため、ごちゃごちゃして分かりにくいんです。
しかもイギリスとアメリカでも違いますし、パンツの種類を暗記するより他の単語を覚えたほうがいい!
と言いながら、ブラの話から今日もだいぶパンツ寄りになってしまいましたが…
そうそう、日本では最近パンツのことを「ショーツ」と言うけれど、イギリスではshortsはショートパンツのこと。
ますます混乱しそうなので、パンツ話はこの辺で!
Bye!!
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