“It’s a steal.”と言っても盗品ではないので安心してください。

お正月、皆さんは初売りには行きましたか?
私は人込みが苦手で一度も行ったことがないので、ガッツのある人が羨ましい限りです。

 

今日は初売りに行った方やバーゲンが得意な方が、すぐに使える表現を紹介しますね。

まずはこちらの会話を見てみましょう。

 

Saki:Ian, what a nice watch you’re wearing! It’s so cool! It must have cost a fortune!
(イアン、なんて素敵な時計をしているの!ほんとカッコいい!すっごく高かったでしょう?)

Ian:Not really. Because it was a steal!
(そんなことないよ。なぜならa stealだったからね。)

 

Ianはなぜそのカッコいい腕時計を「高くなかった」と言っているのでしょうか。

今日のフレーズは最後の一文It was a stealです。

 

動詞steal=盗む、は皆さんご存知ですね。
でも彼は泥棒するような人ではないので安心してください。

a steal”=”a bargain、つまり特価品を意味します。
バーゲンで大幅に値下げした商品ということですね。

まるでタダ同然の品物や、値引き率が高くてかなりお得感のある買い物に使います。

簡単なフレーズなのでぜひ取り入れてみてください♪

 

ちなみに日本語では「バーゲンに行く」という言い方をしますが、
bargain=特価品
ですので、日本語で言うところの
バーゲン=sale
となります。
カタカナの「バーゲン」は典型的なジャングリッシュ(和製英語)なんですね。

だから「あのお店では今バーゲンをやっているのよ。」と英語で言いたい時は

They’re having a sale at that shop.

となり、そこで買ったものを

This is a bargain(steal).

と言うわけです。

特価中のことをon saleというのは聞いたことがあるのではないでしょうか。

 

ところで私は、このa stealという表現を最高にクールなイギリス映画『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』で覚えました。

この映画、登場人物がコックニーを話すのでなかなか聞き取れないし、聞き取っても意味の分からない言葉ばかり。
しかもこれほどf*ckだのsh*tだのk*llだのが出てくる映画はない!ので、イギリス英語の教材としてはちっともオススメできないのですが。

ジェイソン・フレミング演じるニックが

It’s a deal, it’s a steal, it’s the sale of the f*cking century!

という台詞があり、この時だけは「なるほど、特別価格で買えちゃうものをstealというのか」と納得したのを覚えています。

 

とにかく盗んだわけではありませんので

Did you steal it!? 「盗んだの!?」とは疑いをかけないでくださいね!

 

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