英語で「上の空」「心ここにあらず」「妄想にふける」は何て言う?

今日はBird君の英会話レッスンでした。
彼が受けているのはカフェ授業です。
(オーナーの方に許可を得てレッスンを行っています。)

いつもはtalkative(話し好き)なBird君なのに、今日は少し様子が変でした。

妙に言葉少なで落ち着かないので、
“Are you with me?”
と聞きました。

すると早口で”Yes!”と言い、先の説明を促します。
ところが解説を始めてしばらくすると、再びよそ見をしているのです。

“You seem to be miles away.”
と言うと慌てて視線を戻しますが、その後も顔に締まりがなく、終いには

“You’re away with the fairies.”
と断定する羽目になってしまいました。

 

それでは、sakiが使った表現を一つずつ見ていきましょう。

 

1.“Are you with me?”

これは物理的に一緒にいるかを聞いているわけではありません。
「自分の話す内容についてきているか」または「ちゃんと聞いているか」を確認しています。

前者の場合、もしついていけなければ
“I’m not with you.”
と言いましょう。
相手に確認されなくても、一方的にばーっとまくし立てる人に対して
“Sorry, I’m not with you.”
と言えば相手は立ち止まってくれます。

今回Bird君に対しては後者の意味で質問しました。
なぜなら、すごくボーっとしているように見えたからです。口、半開きだったし。

 

2.“You seem to be miles away.”

直訳:何マイルも離れているようね。

こちらもこの場合、物理的距離のことではなく、心や頭の状態を指しています。
日本語でも「心ここにあらず」と言いますね、まさにぴったりの和訳です。

私は今回seem to V(Vのように見える)という動詞を使いましたが、
“You’re miles away.”
と断定することもできます。

 

3.“You’re away with the fairies.”

直訳:妖精さんたちとどこかに行ってしまった。

もう本当の意味はお解りですね?
“away with the fairies”=「妄想にふける」です。

私がBird君に本当に言いたかったのは
“Hey, stop daydreaming and just come back to the lesson.”
(ちょっと、夢見てないで授業に帰って来てよ。)
ですが、ストレート過ぎる物言いを避けるため、このような短いフレーズを投げかけました。

妄想にふける、という意味なら我に返れば済むことですが、“away with the fairies”にはcrazy, madなどの意もあります。
その場合は面と向かって言われることはないでしょうが、自分のいないところで
“He’s always away with fairies.”
と言われたら完全にアブナイ人です。
気をつけましょう!?

 

さて、最後にBird君にとっての妖精さんの正体ですが…

私の斜め後ろに、スゴイ美女がいらしたそうですよ…!

 

まずは正面の美女に集中してほしいものでございます。

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