ホームステイは間違いなく、英語上達を早めてくれます。
語学だけではなく、文化や考え方を学んだり交流したりできるのも大きなメリットです。
幸い私がイギリスでホームステイしていたお宅は、とても居心地の良い家でした。
が、人間には相性があるので、そのお宅が万人に心地良い家であるとは限りません。
事実、こんなことがありました。
ワガママ放題でステイを拒否された女の子
私がステイして十日ほど経った頃、同じ学校に通うある女の子が
「ねえ、○○の家にステイしているんでしょ?
大変じゃない?」
と話しかけてきたのです。
私はキョトンとしてしまいました。
一体何が大変なのか、まるで分からなかったのです。
すると彼女は
「だっていつも怒ってばかりで怖くない?」
と言いますが、私は怒られたことがありません。
確かに、厳しい一面はあると感じていました。
ただ、非常識や理不尽に厳しいだけであって、ふつうに暮らす上では留学生に親切な良いランドレディです。
全然怖くないよ、と言うと
「ま、怒られるようなことした私が悪いんだけどね。」
と彼女。
なんだ分かってるんだ、と内心思いました(笑)
と言うのも、彼女は自ら公言するほどワガママに育っていたし、だらしないところがあります。
それで部屋を汚して叱られたのに逆ギレしたり、何度もルールを破ったりして、関係が悪化したためステイ先を変更したのだそうです。
根は悪い子ではないのですが、迷惑をかけるのはいけません。
このケースで私はどちらの言い分も聞いたのですが、明らかに彼女に非があります。
そもそも怒られるようなことをしなければいいだけですからね。
ホームステイは有料ですが、だからと言って「お客様」ではありません。
ステイ先にも受け入れを拒否する権利があるのを忘れると、追い出されて困るのは本人ということですね。
食事が粗末過ぎるホストファミリー
私が見たもう一つのステイ先変更例は、ホストファミリー側に大いに問題がありました。
人柄は良いのですが、食事が粗末過ぎたのです。
私はその子(シャイな日本人)の相談に直接乗りました。
ホストの夫婦は共働きで忙しく、平日は朝も夜もジャンクフード。
ランチはホスト側が用意する契約なのに、持たされたのはなんとチョコバーのみ!
内気な彼女もさすがに抗議すると、「じゃあ自分で買って」とお金を持たされたそうなんです。
ファストフードばかりで太るうえ肌荒れも便秘もひどく、彼女はストレスで病む寸前でした。
そこで学校の担当者に訴えると、少しの間は改善されたものの、すぐジャンクに逆戻り。
結局ステイ先の変更となりました。
言うまでもなく、食事はとても大切です。
留学生を受け入れる家庭には審査があり、そうおかしな家はないはずですが、最低限のことができないのに名乗りを上げないでほしいものです。
慣れない国でステイ先を変更するのだってストレスですからね…。
まとめ
以上の二つの例は明らかに片側に問題がありましたが、そうではない時はしっかり話し合うことが不可欠です。
そうやって問題解決能力も磨かれていくので、我慢しすぎたり、逆に失礼なことをして追い出されたりしないよう、問題と正面から向き合うことで平和なホームステイの道は開けます。
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