スネイプ先生役・Alan Rickman氏他界のニュースを英語で読む

Do you like “Harry Potter”?

I know this is such a silly question.
I’m sure you do, every one does, and of course I’m a great fan of it.

まだ全巻ではありませんが小説は原書を読んでいるし、映画はもちろんすべて観ています。

そんな私たちに先日、スネイプ先生に関するとても悲しいニュースがありました。

 

As you know, Alan Rickman has passed away at the age of 69.

(ご存知のとおり、アラン・リックマンが69歳で亡くなりました。)

pass away”はdieの婉曲的な表現で、日常会話ではこちらをよく使います。
直接「死ぬ」というのを避けるため、必ず覚えておきましょう。

また「~歳で」という意味の”at the age of ~”も、基本的な熟語の一つです。

☆b

スネイプ先生、そしてアラン・リックマンさんのファンは大きな悲しみを感じていることと思いますが、イギリスのニュースを見ていると彼の人となりの素晴らしさがよく分かります。

今回はこのニュースを英語の記事で読んでみましょう。

以下、The Japan newsの引用です。

British actor Alan Rickman, a classically trained stage star and sensual screen villain in the “Harry Potter” saga and other films, has died. He was 69.
Rickman’s family said that the actor died early Thursday in London after a battle with cancer.

アラン・リックマン氏を語るうえで欠かせない単語がいくつか登場しました。

・形容詞sensual…官能的な

・名詞villain…悪役、敵役

アランのsensualさは彼の知性と、何よりその声によってもたらされている部分が大きいと思います。
そして『ダイ・ハード』『ロビン・フッド』などではvillanの演技が光りましたね。

それでは、彼の悪役ぶりをどう述べているかに注目して続きを読んでいきましょう。

Born to a working-class London family in 1946 and trained at the prestigious Royal Academy of Dramatic Art, Rickman was often cast as the bad guy; with his rich, languid voice he could invest evil with wicked, irresistible relish.
His breakout role was as scheming French aristocrat the Vicomte de Valmont in an acclaimed 1985 Royal Shakespeare Company production of Christopher Hampton’s “Les Liaisons Dangereuses.”

セミコロン以下の部分がキーでしたね。

with his rich, languid voice he could invest evil with wicked, irresistible relish
(その豊かで物憂げな声で、彼は危険かつ抗えない魅力を持った悪というものを創り上げてしまった。)

・形容詞languid…物憂い、気だるげな

・形容詞irresistible…抵抗できない/(抗えないほど)魅力的な、愛さずにはいられない

・名詞relish…持ち味、趣、面白味

 

その他の語彙です。

・形容詞prestigious…名声のある 組織の前におくと「名門」と訳せます。

・名詞role…役、役割
play a role (of ~)で「(~の)役を演じる、~という役割を果たす」
例)Alan Rickman played a role of Severus Snape in the Harry Potter series.

・形容詞scheming…狡猾な

・他動詞acclaim…Oに喝采を送る/Oを高く評価する、絶賛する

☆j

アラン演じるスネイプは、最初の段階から決して「ただの」悪役には見えませんでした。

物語の結末を彼だけが作者J・K・ローリングに知らされていて、全てを含んだうえでの演技だからだったんですね。

いつも心の奥の奥にある何かを些細な仕草や目線、空気感だけで表現していたわけで、それがきちんと観客に伝わっているのだから、いかに偉大な俳優だったかが分りますね。

 

明日は『ハリー・ポッター』シリーズの作者や共演者たちによる追悼の言葉を英語で読んでいきましょう。

とても胸に響く言葉ばかりです。

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