Hello! Welcome back to my lesson.
さっそくですが、まずは前回、前々回のポイントをまとめて復習しましょう。
・4文型 S+V+O1+O2
・この語順を【動詞・人・もの】と覚える。
・4文型をとる代表的動詞20個を暗記し、3文型への言い換えパターンを二種類マスターする。
3文型の語順は【動詞・もの・to/for・人】
<チームto>
・give, show, tell, sell, teach, pass, lend, send, promise, offer, read, write
4文型:He read me the article.
3文型:He read the article to me.
<チームfor>
・buy, get, cook, make, find, save, pour, book
4文型:I’ll get you a glass of wine.
3文型:I’ll get a glass of wine for you.
※前置詞toとforの明確な違いは前回のメイントピックでした。
以上が前回までの内容です。
どちらの文型でもacceptableな場合が多いですが、片方しか使われないケースもありますので、今回はそのパターンを紹介します。
<O1が長いフレーズになる時は3文型>
例)If you show this receipt to the man standing by the box office, you can get a complimentary ticket.
「入場券売り場の脇に立っている男性」は7語で表されているので、これがもしthis receiptの前に入ったら、O1とO2の境目が分かりにくいですよね。
言語ですから伝わりやすさが大切です。
<O2が代名詞の時は3文型>
例)Give it to me.
文法上Give me it.は完全な誤りではありませんが、ネイティブにはひどく不自然に、あるいは失礼に響くそうです。
ある特殊なシチュエーション(ここでは省きます)で「敢えて」そう言う時以外は、3文型がベターです。
他の動詞に比べてgiveには特にこの傾向があります。
ところで、ふだんは elementary~upper intermediateレベルの方向けに、まずは気軽に話せるようになることを目的に書いているこのブログ。
ここからの内容は、ちょっとレベルが上がるかもしれません。
理解できる範囲のところまで取り入れてくださいね。
<End-focusの原則次第で3or4文型を決める>
End-focusを簡単に説明すると、相手に伝えたい新しい情報を文末に置くというしくみです。
3or4文型は【人】が先か【もの】が先かですから、どちらかが相手にとって新情報であれば、それを後ろに置くよう文型を選択するのです。
例)あなたがケイトに薔薇の花束(a bunch of roses)を贈ったとします。
あなたがケイトに何か買ったのは知っているけれど、具体的には分からない場合、相手は
What did you buy for Kate? と聞きますよね。
すると【人】=既出情報、【もの】=新情報になるので、
I bought her a bunch of roses.
と答えるのがより自然です。
一方、あなたが薔薇の花を買ったのは知っているけれど、誰に贈るのか知らない場合、相手は
Who did you buy the bunch of roses for? と聞いてきます。
今度は【もの】=既出情報、【人】=新情報になるので、
I bought it for Kate.
が自然ということです。
初心者のうちはここまで考えながらしゃべるのは難しく感じますが、ネイティブとの会話を積み重ねていくとこういったことにも気付けるようになるでしょう。
という訳で、三回にわたって4文型をとる代表的な動詞を扱ってきました。
ご自身のレベルに合わせて吸収し、どんどん話してみてください。
それでは、have a nice weekend!
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