I’m working in TokyoとI work in Tokyo、状況の違いを説明できますか?

仮に日本で働いている外国人と知り合ったとします。
名前はAndy、今日が初対面ということにしましょう。

彼が
I’m working in Tokyo.
と言うのと
I work in Tokyo.
と言うのとでは、受け取る状況が大きくちがいます。

和訳すればどちらも「私は東京で働いているんです。」となりますが…
そのちがいを説明できますか?

 

もしAndyがI’m working in Tokyo.と言ったら、私は
When are you leaving Tokyo?(いつ東京を離れちゃうの?)とか
Where do you work normally?(ふだんはどこで働いているの?)と聞くと思います。
なぜでしょう?

I’m working in Tokyo.現在進行形ですね。
進行形ですから当然「進行中の動作」にも用いられるわけですが…今日はもう少しこの時制を掘り下げてみましょう。

Present Continuous is used to express temporary actions taking place only for a period of time.
(現在進行形は、ある期間だけ行われている一時的な行動を表すために用いられます。)

つまり、
He means to say he’s working in Tokyo in this period, but normally works somewhere else.
(彼はこの期間は東京で働いているけれど、ふだんはどこか別の所で働いている、という意味になります。)

だからこそ、Andyがずっと東京に居る訳ではないことを前提にした質問が思い浮かんだのですね。

 

一方、彼がI work in Tokyo.と言ったら、日本のこと、東京のことをある程度は知っているだろうと推測します。なぜなら

Present simple is used to express habitual actions or something which doesn’t change for a long period.
(現在形は習慣的な動作長い期間変わることがないことに用いられます。)

 

いかがでしょう?
現在進行形と現在形では相手に伝わるニュアンスにだいぶ開きがあることが解りますね。

「僕は東京で働いている」といったん頭の中で日本語を思い浮かべてしまうと、「えーと、”している”だから進行形だな」と思ってしまいがちですが、そもそも”している”という日本語自体が進行中の動作だけを表すわけではありません。
例)私は彼女を知っている。
例)彼はバレー部に所属している。
これらは進行形になることはない、「状態」を動詞ですね。

 

英語を話す時は日本語訳など忘れて、temporaryなのかpermanentなのかを考えて、この二つの時制を使い分けましょう。

 

というわけで、本日は現在進行形と現在形の表す状況のちがいを学習しました。

 

次回のテーマはずばり現在形!
簡単そうですが、複数の用法をきちんと使い分ける必要があります。

I’ll see you soon!

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