元塾&予備校講師。現英会話講師のmomoです♪
皆さん、学生時代に習った【文型】をどのくらい覚えていますか?
1文型 SV
2文型 SVC
3文型 SVO
4文型 SVOO
5文型 SVOC
一般的には中3~高1で扱う内容です。
「懐かしい」「やった気はする」「キライだった」…感想は様々だと思います。
実は私、高校は英語科を出ているにもかかわらず、当時完全には理解していませんでした。
試験前だけサラッと復習すれば得点にはなるし、第一、入試に文型を問う問題など出ないので、重要視していなかったんです。
でも今は、この文型こそが英会話を簡単にしてくれる最強ツールだと確信しています。
たった5種類しか文がないんですよ?
これなら覚えられそう!って思いませんか?
知らない単語やど忘れした単語を辞書で引く際、それが動詞ならまず私は文型をチェックします。
文型を把握しておけば、語順のミスを犯したり、不要な前置詞を挟んだりすることがないからです。
また文型によって意味が異なる動詞の理解にも役立ちます。
たとえばfindは3と4文型では「見付ける」という意味ですが、5文型では「OがCだと気付く、思う、分かる」という意味です。
つまり英文を聞いたり読んだりする時に文型が分かれば、相手はどの意味で使っているのかを瞬時に理解することができるのです。
文型をあらかじめ把握しておくことは、英語学習の要領を良くしてくれるというわけですね。
中でも4文型をとる動詞を一つのチームとして整理しておくと、話す時に余計なことを考えずに済むのでオススメです。
4文型=S+V+O1+O2:O1にO2をVする
唯一、目的語を2つとる文型ですね。
O1を間接目的語、O2を直接目的語と言いますが、この記事のカテゴリはあくまで”話すための英文法”、とりあえず小難しい言葉は忘れましょう!
ではどう覚えるとラクかというと、
4文型は「動詞・人・もの」
私は生徒さんにまずこう暗記してもらいます。
みんなSVまでは作れてもその後が続かないのですから、動詞の後は「人・もの」と覚えて素直に順番を守ってもらうのです。
4文型をとる動詞というのは、それほど数が多くありません。
よって2チームに分けて一気に習得してしまうと、とってもラクになります。
以下に20個の動詞を紹介しますが、日常会話ではこれで十分です。
たった20個、されど20個。
この数の動詞の用法を一気にマスターしたら、会話力が一段アップしますよ♪
<チームA>
・give, show, tell, sell, teach, pass, lend, send, promise, offer, read, write
例1)Can you pass me the kettle?
やかんとってくれない?
「動詞pass・人me・ものthe kettle」になっていますね。
例2)You left your wallet at home? I can lend you some money.
財布家に置いてきたの?いくらかなら貸せるよ。
<チームB>
・buy, get, cook, make, find, save, pour, book
例3)He poured me a glass of wine.
彼は白ワインを注いでくれた。
こちらも「動詞pour・人me・ものa glass of wine」になっています。
例4)Can you get me some milk if you’re going to the shop?
そのお店に行くならミルクを買って来てくれない?
いかがですか?
4文型、すなわち「動詞・人・もの」の語順に従うだけで、日常会話に欠かせない動詞を簡単に組み立てられるのがお分かり頂けたでしょうか?
ところで、4文型は3文型に書き換えることができる、と習ったのを覚えている方も多いと思います。
実はこのために動詞群をAとBの2チームに分けました。
次回はこれらの4文型の代表的動詞たちを、3文型に言い換えてみたいと思います。
So see you soon!
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